【韓国の報道機関ごとの社説】パククネ大統領、日本の右傾化を批判

日本の思想の自由や言論の自由を奪おうとする社説だらけでした。

韓国の全新聞社、および朝日新聞をはじめとする左派新聞へ。
歴史の検証は「過去を否定する作業」ではなく、「過去の真実を探す作業」です。
社説につけた画像は、3.1節記念行事のときの韓国国内での反日デモの様子。

東亜日報
毎日経済
聯合ニュース
ハンギョレ新聞
韓国日報

201402120211


 


東亜日報
【社説】嫌韓デモを傍観する日本、文明国家の資格がない
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=110&cid=979943&iid=973046&oid=020&aid=0002539611&ptype=011

米国国務省が先月27日に発表した「2013国別人権報告書」は、在日韓国人を狙った日本の極右団体の嫌韓の活動を、韓国人に対する侮辱と批判した。
「在日韓国人の特権を許さない会」などの極右団体が、日本国内の韓人タウンで「韓国人を殺せ」のようなスローガンを叫び、デモを行っている。
憂慮すべき点は、日本政府がこのようなデモを表現の自由と言って傍観しているということだ。
もし韓国で同様の嫌日デモがあった場合、日本はどうするのか。

朴槿恵大統領が慰安婦の存在を認めて謝罪した河野談話の確実な継承を要求したのに対して、日本は3.1節を控えて、逆に談話の検証論を持ちだしてきた。
一部の右翼団体は、慰安婦の存在を否定し、河野談話の撤回を粘り強く要求してきた。
このような状況で、安倍晋三政府が再検証論を持ち出してきたのは偶然ではない。
日本政府と右翼団体が、お互いに引っ張ったり押したりして、歴史を消そうとしている格好だ。

河野談話の再検証論は、歴史歪曲が政権次元で組織的に行われていることを示している。
日本は、再検証という名前で、意図された調査結果を、70周年を迎える来年「安倍談話」に込めて河野談話と交換する形である。
朴大統領は一昨日、3.1節記念の食事で、「歴史を否定すればするほど(日本は)みすぼらしくなって、窮地に追い込まれるだろう」と指摘した。
慰安婦問題は人権という人類の普遍で妥当な価値と直結した問題であることを、日本の保守右翼新聞も直視しなければならない。
さらに、過去の政府が発表した談話を再検証するということは、国家の信頼性を落とすことである。

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毎日経済
【社説】安倍、朴大統領の3.1節の提案に答える番だ
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=110&cid=979943&iid=23096915&oid=009&aid=0003148737&ptype=011

朴槿恵大統領が一昨日発表した3ㆍ1節記念演説は、日本政府の露骨な右傾化の歩みへの強い警告を込めた。
昨年の記念辞は、単に日本の歴史認識の変化を促す水準だったが、今回は平和憲法と植民地支配を反省した村山談話、河野談話まで言及して、日本の右傾化に一歩もブレのない対応を明らかにした。
朴大統領は「過去の過ちを振り返らなければ、新しい時代を開くことができず、間違いを認めない指導者は、新しい未来を切り開いていくことができない」と述べた。
直接名指しすることはなかったが、極端な右傾化を主導している安倍晋三首相を狙っていた。
彼は昨年、靖国神社参拝をはじめ、最近は慰安婦の存在を否定し、独島領有権主張までして、国際社会がどのような言葉を出してもマイウェイだ。

日本の厚顔無恥な行動のため、韓日関係は首脳会談どころかすべての協力がオールストップした状態だ。
しまいには日本の財界まで出て、両国関係の硬直による経済的被害を心配した。
安倍政権が「表現の自由」とか云々するなかで、「韓国人をすべて殺せ」という不気味な主張を盛り込んだ嫌韓デモ隊が暴れている。
あげくの果てに、米国が「国別人権報告書」を通じて懸念を表明するほどに至った。
責任は、すべてのことに目を閉じ耳を閉じている安倍政府にある。

今日、中国の瀋陽で北・日赤十字会談が開かれる。
北朝鮮問題は韓日間の緊密な連携の中で行われなければならない問題だが、別でやっている。
韓日関係がいつまでもこういうふうに進むことはできない。
安倍は、朴大統領が「日本政府が過去の否定から脱して、真実と和解の新しい歴史を書いていくことを期待する」という提案に答えてください。
過去の歴史について反省して責任を負う姿勢が、未来志向的な韓日関係のための出発点であり、前提条件である。
戦後のドイツのようにすればよい。
さらに、今回の3ㆍ1節記念辞で朴大統領は、北朝鮮に南北離散家族再会の定例化と北朝鮮の核放棄を促したが、北朝鮮も年初に南北関係の全面的な改善を明らかにしたから、虚言ではないことを示してほしい。

*ドイツは嫌がってますよ? 

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聯合ニュース
【連合時論】安倍政権が汚辱の歴史を真に新しく書くには
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=110&cid=979943&iid=877084&oid=001&aid=0006785116&ptype=011

昨日は第95周年三・1節であった。
毎年春の街角で3ㆍ1節を迎える。
華やかな春を迎えるという気持ちで浮かれている季節である。
しかし毎年3ㆍ1節をむかえる私たちの心境は、言葉にはできない複雑さだ。
今年はいつもの年よりもはるかに複雑だ。
没歴史的な動きに走る日本の安倍首相の政権の姿がちらつくからだ。
制御されない右傾化への暴走中で、過去を反省するどころか、むしろ歴史的真実さえ否定して粉砕しようとする言動が横行するからである。
日韓両国の関係は、まるで刃の上に立ったような形だ。
それなのに過去の傷を癒すよりも、より深くえぐる行動を停止しないので、嘆かわしいことである。

靖国神社参拝に象徴される安倍政権の極右の歩みと、日本軍慰安婦問題に対する後ろ向きな姿勢、相次ぐ独島領有権挑発などがかみ合って、韓日関係は悪化の一途をたどっている。
このまま行けば、破綻するしかないのでないかという憂慮の声が高い。
安倍政権が過去を否定するような過酷なジェスチャーをしているからである。
過去の植民地支配と侵略の歴史を反省し、新しく進んでこそしっかりとした未来が開かれるという苦言にも、耳を閉じているのだ。
朴槿恵大統領は昨日、95周年3ㆍ1節記念辞で、日本が過去の否定から脱し、真実と和解の新しい歴史を書いていくことを期待すると述べた。
さらに日本政府が「正しく勇気ある決断」を下すことだと言って、慰安婦問題に対する謝罪と解決を強く要求した。
安倍政権の一角でもぞもぞする没歴史的な動きに対する警告のメッセージとして読むことのできる大きな課題だ。
慰安婦問題の真の解決策を探そうとしないまま、逆走までも拒まない、今の安倍政権の現住所だ。
慰安婦強制動員の事実を認めて謝罪した河野談話でさえ再検証すると大騒ぎするから、開いた口が塞がらない。
すでに20年前に精密な調査をし、事実確認の過程まで経て発表された政府の公式の談話さえ否定したがる黒い本音を現わしたわけだ。
さらに、慰安婦被害者の証言の再聴取の問題まで議論が出たほどだ。
今55人しか残っていない慰安婦の生存者の穴のあいた胸に、再び釘を打ち込む妄言である。
失礼と破廉恥の極みと言わざるを得ない。

河野談話や日帝の植民地支配を謝罪した村山談話などを無力化しようとする試みは、日帝の侵略の歴史をすべて無視したい安倍政権の素顔かもしれない。
安倍政権としては、このような時代錯誤の試みで、世論にある程度の成果を出すことができると楽観しているように見える。
しかし、必ず覚えておくべきことがある。
政権は有限であるという事実である。
そして、政治工学に基づいた計算が、常に必要に応じて当てはまるわけでもない。
過去は未来の鏡である。
誤った過去を振り返り、教訓を得ることができてこそ、未来は正しく立つものだ。
目の前の政権の巡航だけこだわって、手のひらで空を覆うように歴史を見ない愚を犯してはならないだろう。

今年3ㆍ1節を迎え、再び覗いた独立宣言(翻訳)の一部が新たに目を引く。
安倍政権の歩みと関連して示唆するところが見えた。
「古い思想と古い勢力に縛られている日本の政治家たちの功名心に犠牲にされた、不自然で不合理な、誤った状態の固定を正し、自然で合理的でまっすぐな道、大きな道に戻ってくるようにする」とした。
歳月を跳び越えた慧眼が、ひっそりと盛り込まれていた。
安倍政権が参考するに値すると思う。

来年は日韓国交正常化50周年だという。
両国は、数多くの紆余曲折の中でも、友好善隣関係を維持しようと努めてきたのが事実だ。
しかし両国の関係は現在、過去の問題が足かせになって道を失った。
外交はもちろん、観光など多くの分野がかちかちに凍りついているといっても過言ではない。
「このままではいけない」という認識に差はない。
安倍政権に問いたい。
もしかして「このままで良い」と思ってはいないかということだ。
そうでない場合は、まず結び目を解こうとする真剣な姿を見せてほしい。
日本が歴史の加害者だからだ。
両国関係が破局の淵に陥るようにしてはいけない。

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ハンギョレ新聞
【社説】韓-日関係の改善、日本の態度にかかっている
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=110&cid=979943&iid=24832039&oid=028&aid=0002222870&ptype=011

朴大統領は1日、3.1節記念辞で、比較的長く日本の問題に言及した。
分量的に言えば、すべてで125行になった記念辞のうち、3分の1ほどを日本の問題に割いた。
昨年の記念演説で、113行のうち19行だけ日本の問題を扱ったものに比べると、大幅に量が増えた。
一方日本に対する批判の強さはやや弱まった。
韓-日関係の改善を望む同盟国米国の要求に配慮して、日本の呼応を誘導するためのものと見られる。

朴大統領は、昨年の政権初の記念演説で、「加害者と被害者という歴史的な立場は、千年の歴史が流れても変わることがないだろう」という強い表現を使った。
就任式の特使として来た麻生太郎首相が、南北戦争云々といって、侵略は見る側によって異なるという詭弁を並べたことに対する反撃の意味が込められていた。

朴大統領は、今回は刺激的な表現を避けたが、歴史認識と日本軍慰安婦、教科書の記述、集団的自衛権行使の動きなどの歴史認識と関連した韓-日関係の懸案をあまねく網羅して指摘した。
表現は緩和したが、安倍晋三政権に対する要求はさらに具体化・多様化した。
これは、極右性向の安倍晋三政権が、朴大統領の就任後1年の間に、日本軍慰安婦、教科書、独島、靖国神社参拝など、多くの点で歴史退行的な動きを加速していることに対して避けられない対応だということができる。

特に朴大統領は「過去の時代の辛い歴史にもかかわらず、両国がこのように関係を発展させてこられたのは、平和憲法をもとに、周辺国との善隣友好関係を促進し、村山談話と河野談話などを通じて植民地支配と侵略を反省しながら、未来に進もうとした歴史認識があったからだ」と、安倍政権が推進している過去の反省を込めた様々な政府談話の修正の動きをけん制した。
また、「55人しか残っていない日本軍慰安婦被害者のおばあさんたち」に対する日本政府の責任の認識を促した。

過去の認識の問題以外にも、韓-日の間には、地域の平和と繁栄のために協力する事案が多い。
しかし安倍政権の退行的歴史認識が、こういった進展を阻んでいるのが厳然たる事実である。
その代表的なものが、日本の植民地支配と侵略について謝罪した村山談話、日本軍の軍隊慰安婦と関連した日本政府の関与を認めて謝罪した河野談話、教科書検定で周辺国を配慮するような宮沢談話(近隣諸国条項)を変更する動きだ。

今、ボールは日本に渡った。
日本は口先だけで過去の談話を継承するというのではなく、行動で真正性を示さなければならない。
その第一歩は、河野談話などの修正の動きを停止することである。

*全部やっちゃいましょう。
村山談話、河野談話、近隣諸国条項、すべてを反故にしましょ。
日韓関係はいったんどん底にしたところから新しくはじめるべきだと思います。
真に友好を目指すなら、真実の探求を阻害するようなルールがあってはいけない。お互いにね。 
配慮に配慮を重ね、嘘を認めて要求を飲んできた過去の日本の対応は間違ってたんです。

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韓国日報
【社説】憂慮と警告を適切に盛り込んだ3.1節対日メッセージ
http://news.naver.com/main/hotissue/read.nhn?mid=hot&sid1=110&cid=979943&iid=48761782&oid=038&aid=0002473041&ptype=011

朴槿恵大統領が3ㆍ1節記念演説の3分の1で日本の右傾化を批判し、正しい歴史認識を促すために割いた。
就任初年度である昨年の3ㆍ1節記念辞とは比較にならない。
昨年より量的に大幅に増えたうえ、「歴史を正しく直視せよ」という注文でざっとまとめた昨年とは違い、今回は「河野談話」の修正の動きを中心に、日本政府の歴史認識の後退に直接懸念と警告を示した。
昨年、日本の安倍晋三首相の電撃靖国神社参拝と、最近日増しに明らかになっている日本政府の「河野談話」の修正の動きに照らしあわせると、あまりにも当然の指摘だ。

目を引くのは、このようなメッセージを節制した表現に込めたという点だ。
安倍首相を直接名指ししておらず、刺激的な表現も一切差し控えた。
代わりに、韓日両国の価値・理解の共有、北東アジアの平和と共同繁栄のための緊密な協力関係を評価し、両国国民の友情と信頼を強調した。
韓国が日本の歴史的な間違いだけに捕らわれて、第2次世界大戦後の「平和国家」日本の功を意図的に無視しているという指摘や、現在の両国の政治関係の硬直が、民間・文化交流に及ぼす悪影響を一緒にブロックしようという意味が、明らかに読みとれる。
こういうメッセージの意味は、原因提供者が最初に前向きな姿勢を見せなければならないという基本原則を守りながらも、対話の門は可能な限り開いておく必要があるという国内外のニーズと一致する。
さらに対日関係で道徳的優位性を守っていく現実的な方策でもある。←これ、韓国の姿勢を読み解くのに大事な一文です。

それでもまだ、両国関係の改善は期待しにくい。
周知のように、両国関係の悪化の主要因は、安倍首相の政権発足以来、日本政府が先頭に立ってやってきた歴史認識の後退と右傾化の動きである。
したがって、少なくとも歴代の日本政府レベルの歴史の反省の姿勢は引き継ぐという明確な決意は出さなければならないが、日本の国内政治の地形と我田引水の歴史正当化の流れに照らせば、蜃気楼に近い。
日本政府はすでに「河野談話」の作成経緯を新たに検証する調査団の新設方針を策定した。
朴大統領が「日本軍慰安婦被害者のおばあさんたちの傷」を指摘したのも、その牽制の一環だ。

これですべてのボールは日本に渡って、国際社会の目も日本の対応に集中している。


>>さらに対日関係で道徳的優位性を守っていく現実的な方策でもある。

この発想に、反吐が出る。

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これはたぶん、安重根の伊藤博文暗殺を称えるデモ。
なんで殺人を称えてるんだろ。異常すぎるよ。